遠江國一宮 小國神社
遠江の国第一の宮「小國神社」は1500年近い歴史をもち、老杉繁る境内は「古代の森」にふさわしい雰囲気を持つ。花菖蒲や紅葉などの自然のほか、国の重要無形民俗文化財に指定されている十二段舞楽など年間を通して多くの行楽客が訪れる名社。
三方ヶ原の戦いの折、家康公は願文と三条小鍛治宗近の太刀を奉り戦勝を祈願した後、武田軍の拠点とならないよう御神霊を移してから火をつけ社殿はすべて焼失した。その後、長篠の戦い(天正3年)で勝利を得た家康公は社殿を再建し、以後、徳川将軍家から社殿の改修・修復料を寄進された。天正2年4月に犬居城攻略の道すがら参拝し、この石に腰掛けて休憩されたと伝えられる。
以来、この事を悲境をのりこえた「立ちあがり石」と言われ、人生再起や出世の御利益があると多くの人が訪れている。
地域 | 遠州 |
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所在地 | 周智郡森町一宮 3956-1 |
電話番号 | 0538-89-7302 |