十二所居館
十二所館は、発掘調査により南北130m東西85mの範囲で、堀と土塁に囲まれた中世寺院であることが分かりました。1574年(天正2年)高天神城が武田勝頼の支配下に入った時、南側の堀中央に馬出伏の出入口(虎口)が新たに造られ、虎口付近の堀底には木杭が多数打たれており、堀から虎口に攻め寄せてくる敵兵を防いだ施設と考えられています。寺にこのような施設はいらないので、馬伏塚城を築城している最中の、家康公の陣所として使われた可能性が指摘されています。
地域 | 遠州 |
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所在地 | 袋井市諸井514 |
電話番号 | 0538-23-9264 |