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基本方針5 広域連携による安全・安心な地域の形成
医療・福祉や教育の充実、外国人との多文化共生、防災対策など、住民の生活環境の維持と向上を広域連携によって推進し、安全・安心な地域の形成を目指します。 |
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暮らしの安心・安全に向けた医療・福祉サービス、教育環境の充実や、公共施設の利便性向上を進め、生活環境の質的向上を図ります。
- ①医療・福祉の連携
- 医師不足への対応や地域医療、地域福祉の充実を目指して、県境を越えて広域的に連携することにより、安心できる医療サービスやきめ細かな福祉サービスを提供します。
【事業イメージ】
- 医科大学と三遠南信地域自治体との連携
- 休日診療、夜間診療の連携を図るための隣接県の医療施設の利用とその情報発信の県境を越えた連携
- ドクターヘリの県境を越えた活動を支える中山間地域での中継基地(燃料補給等)の設置
- 情報通信技術を活用した遠隔地医療診断
- 保健医療計画、福祉計画(高齢者・障害者・母子保健等)の県境連携
- 県境地域の高齢者福祉施設の広域利用
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- ②教育の連携
- 教育環境を充実するため、県境を越えた教育連携を進めます。
【事業イメージ】
- 県境隣接地域に位置する県立高等学校の越県入学枠の拡大と、県境を越える高校受験情報の共有化
- 総合学習等への市民参加による多面的な人材活用
- 三遠南信地域を取り上げた総合学習
- 三遠南信地域における各種スポーツ大会の開催
- 三遠南信地域の子どもの交流を促進するための交流プログラム開発(セカンドスクール事業等)
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- ③公共施設利用の柔軟性確保
- 公共施設の利便性向上のため、公共施設に係る情報連携や、公共施設の広域的な利用を進めます。
【事業イメージ】
- 公共施設の県境を越えた利用を促進するポータルサイトの構築
- 公共施設の三遠南信地域内住民に対する利用制限の撤廃と、自地域住民並の利用料金の設定
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日系ブラジル人や中国人をはじめとする外国人住民や企業の国際化に伴う帰国子女の増大に対応して、異なった文化的背景を持つ人々が共生できる地域社会をつくります。また、外国人が集住している地域の特徴を活かし、圏内の都市や外国人集住都市会議に加盟している都市などと連携し、国や県などに働きかけ、法律や制度の整備を図ります。
- ①多文化共生の基盤づくり
- 外国人の社会参加の促進、就労・教育機会の充実、住民と外国人が交流できる地域コミュニティの形成、圏域内の都市や国内外の都市とのネットワークを活かした地域づくりを企業・住民・行政が力をあわせて進めます。
【事業イメージ】
- 外国人の児童・生徒に対する日本語学習支援や母国語による学習支援等の充実や、外国人学校への支援
- 帰国子女や外資系企業の子弟教育のためのインターナショナルスクールの設置
- 日本とブラジル等を結ぶ国際ビジネスに対する起業サポート
- 外国人の生活基盤を整えるための多文化共生ソーシャルワーカーなどの育成や支援
- 災害時に備えて、外国人住民に向けた案内の翻訳や通訳業務等に対する都市間連携による体制の整備
- 外国人の子どもの高校や大学などへ進学に向けた支援体制の強化
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「三遠南信災害時相互応援協定」に基づいて、災害から住民の生命、身体、財産を守るため、県境を越えた防災体制の整備を図り、平常時から、連絡会議の開催や訓練を実施するなど、緊密な協力体制の確立を目指します。災害発生時には隣接県や被災地域外からの応援を円滑に受け入れる体制の整備を図ります。
- ①広域的な防災体制の充実化
- 広域防災相互協力体制を強化し、各都市相互の情報の交換、職員等の交流、防災に関する相互協力を進めます。
【事業イメージ】
- 医療機関、民間企業、防災NPO法人等の参画と広域連携
- 「三遠南信災害時相互応援協定」における災害廃棄物の相互処理などの必要な項目の追加
- 広域防災拠点の連携を強化するための港湾機能や緊急輸送路等の整備
- 地域の消防力・防災力の相互協力のための消防活動の広域連携
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